〜〜〜 学校長あいさつ 〜〜〜 |
高洲南小学校は本年度で創立40周年の年を迎えました。開校以来、校訓『自立 愛』のもと、学校経営の核に「授業づくり」を位置づけ、「よりよく生きようとする人」を育てたいという思いで、生徒指導の五本の柱を基盤にした「『生徒指導が機能する授業』で人を育てる」を目指して研修を重ねてきました。平成2年度からは研修テーマを『感動ある学習の創造』とし、教材の本質にふれることによりわきあがってくる感動『確かな学び』と、かかわり合い、学び合うことにより生じる感動『響生の学び』を両輪に授業研究を行い、6年間で育てたい子どもの姿である、現在の学校教育目標でもある『互いが育つかかわりのできる子』の具現を目指しています。 本校の授業づくりは、教師だけでなく、子どもたち自身が積み上げてきていることに大きな意味があります。授業だけでなく、すべての教育活動の中で生徒指導を機能させ、子どもから子どもへの発信を大切にしてきました。また、授業時数の確保が難しい年ではありますが、授業や集会活動の後、自分や集団としてのあり方を見つめる振り返りの時間も重要なことと捉え、子ども同士が語り合い、よさを共有すると共に、課題を明確にして次の活動へとつなげる活動もできる限り継続していきたいと考えています。子どもから子どもへの語りかけは、実感を伴って子どもの心に浸透し、子どもから子どもへと受け継がれ、まさに子どもがつくる学校の文化となっています。同時に、教師が子どもの姿を通して自分の指導を振り返る大切な機会となっています。授業と様々な教育活動をつないだ子どもと教師の課題意識の共有が、次の取り組みに活かされ、子どもの成長を支えていると考えます。 今年度も「聴く心」「思考する間」「動き出す姿」を研究の3重点に掲げています。そしてこの3重点と的確な『教師の出番』が絡み『確かな学び』と『響生の学び』が営まれる授業の中で、『感動ある学習の創造』に向かっていきます。 今年度も11月13日(金)に研究発表会を予定しております。新型コロナウイルスの蔓延が終息し、多くの皆様からご指導をいただける日が迎えられることを強く願っております。 藤枝市立高洲南小学校長 池 田 文 昭 |